2026.02.28 — 経産省AfDX事業完了:ウガンダで超低炭素コーヒーを実現

経産省AfDX事業完了:超低炭素コーヒーを実現
Value Wayは、経済産業省の**アフリカ市場活力創出事業(AfDX)**を完了し、ウガンダ産コーヒーのバリューチェーン脱炭素化において画期的な成果を達成しました。

事業概要
2025年6月に採択されたAfDXは、日本企業とアフリカ市場のデジタルインフラ連携を推進する経産省の施策です。Value Wayはウガンダ・ムバレ・マサカ地区(Bulambuli県・Manafwa県)において、コーヒーの農場レベルのトレーサビリティおよびISO 14067準拠のカーボンフットプリント(CFP)計測を実施しました。
超低炭素コーヒー:0.019 kgCO₂e/kg
当社ウガンダ初のCFP算定済みコーヒーロット(UG-MBALE-DARLEY-2024-SA-001、5,640 kg)のカーボンフットプリントは、わずか0.019 kgCO₂e/kg。ICO世界平均3.5 kgCO₂e/kgに対し99.5%の削減を達成しました。ロット全体のGHG排出量はわずか107.2 kgCO₂eです。
この成果は、ムバレ地区の小規模農家による超低投入農法を反映しています:
- 最小限の肥料使用 — 合成肥料を使わない有機栽培
- 自然樹冠下の日陰栽培
- 伝統的なアフリカンベッドでの天日乾燥 — 機械エネルギーをほぼ使用しない
バイオ炭CDR:廃棄物から炭素除去へ

PyroTower炭化炉(PlantVillage+)はTLUD方式により400–600℃でコーヒーハスクをバイオ炭に変換します。超低水準のCFPとバイオ炭施用を組み合わせることで、土壌炭素固定が生産排出量を相殺するネットネガティブな炭素収支を実現する可能性があります。

日量5トンの生産目標(年間稼働300日)で、年間約3,510 tCO₂eのCDRクレジットが創出可能です。Puro.earthでの$100–150/tCO₂eでの取引により年間**$351K–$527K**の収入を見込み、農業廃棄物を主要な収益源に変換しつつ、ウガンダの土壌に恒久的に炭素を固定します。
社会インパクト:1,400名以上の農家をエンパワーメント
1,400名以上の小規模農家をValue WayのRCP(Regenerative Coffee Platform)に登録。地域初のデジタル農家データベースを構築しました。平均農地面積0.45エーカー、コーヒーが主要換金作物です。

パートナーのDarley Investment Managers(2017年設立、MD: Ali Thobani)との連携で、農家はスペシャルティ市場とCalciGrow土壌改良剤(440+ MT配布済み)へのアクセスを得ています。バイオ炭CDRクレジットは農家1世帯あたり年間**$50–200**(世帯年収の10–25%増)を見込みます。

市場検証
坂ノ途中による消費者調査(2025年12月、n=227)で潜在的需要を確認しました。CFP認知度は27%ですが、CFPデータ表示時には過半数が購入関心を示しました。日本のコーヒー市場で定量的なCFPデータを提供するブランドは現時点で存在せず、Value Wayはファーストムーバーとしてのポジションを確立しています。
今後の展開
- 500エーカー カーボンニュートラル農園構想(ムバレ地区)
- PyroTowerの日量5トン生産体制への拡大とPuro.earth CDRクレジット開発
- エチオピア、アフリカ諸国へのトレーサビリティ基盤展開

経済産業省AfDX事業、事務局:EYストラテジー・アンド・コンサルティング支援。